うちに遊びに来た友達が「Rさんちのトイレにはみつをが居る」と、突然言うもんだから他の友達は
「ええー、何ー?」と騒ぎはじめる。
人聞きが悪い「トイレの花子さん」みたいじゃない。
みつをっていうのは詩人相田みつをさんのこと。
アメリカからこちらに移ってくる時にお友達からいただきました。
いい詩ですよね。 こちらに来てからはトイレが定位置になってます。
トイレに行ってこの詩を見るとほっとするんだよね。でも、私の姉の家のトイレにも、昔よく行っていた
スナックのトイレにもみつをの詩があったなー。 何でトイレなのかな?
とにかく、私も「そんなあなたに私もなりたい」です。
これを書いててもう一人私の好きな詩人(絵人)を思い出しました。
星野富弘さん
作品の画像がないので興味のある人は彼の美術館のサイトをチエックしてみて。
http://www.tomihiro.jp/index.html
彼も障害を持ちながら絵と詩を書いている方です。
実は彼の本に出会ったきっかけはとても苦い思い出なのです。
短大の最終試験で国語だったかなー?で、私と、試験の時隣の席の友達がカンニングの疑いを
かけられました。 国語担当の先生が言うにはありえない答えを2人が同じように書いていて、隣同士だし、仲良しだから、たぶん私たちがカンニングしたんだろうと言うのです。
もう私はびっくり、やってもいないのにこの先生は頭から決め付け再テストさせられました。
この試験で卒業が確定するし点数が出ないことには卒業できないので、再テストなんてやる必要はないと
思いながらもしぶしぶ受けざるおえなかった。 再テストのあとクラス担任の先生(国語の先生ではありません。)の部屋に友達といって色々話を聞いてもらったのだけど、先生と話している間、私は悔しさと、侮辱されたような気持ちと、一生懸命働いて私を東京の短大に送ってくれた親の事を考えると涙が止まらず、ずーっと泣いていました。
そんな涙の止まらない私を見て担任の先生がくれたのがこの星野さんの一冊の本でした。
やさしくて力強い花の絵に元気のでる詩に、とても元気付けられました。
そして、数日後カンニング事件の事をしったクラスメイトから同じ本をもらいました。
だからウチには星野さんの本で同じものが2冊あります。
とても、いやーな出来事だったけどこの本と優しい担任と友達のおかげで救われました。
考えてみると今までの人生本当にいい人たちに巡り合えたと思います。私って幸せだなー!